こんにちはバビーです。
今回から始まりました。
【SDGsなインタビュー】記念すべき第1回目は、東北(仙台)で経済的困難を抱えるご家庭やお子さんをサポートするNPO法人『STORIA(ストーリア)』の代表である、佐々木綾子様にお話をお伺いしました。
エンジョイ!SDGsのメンバー3名は東北在住(仙台・盛岡)です。今回は、同じ東北で活動されている佐々木様にお声をかけさせていただきました。
本当に素敵なインタビューとなりました。
佐々木 綾子(ささき あやこ) さん |
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2011年3月11日、東日本大震災をきっかけにひとり親や困難を抱える家庭と子どものサポートを開始。
仙台市内のNPOにて、中学生の学習支援校の立ち上げや運営活動を経て、2016年に特定非営利活動法人STORIA(ストーリア)を立ち上げる。 以来、400世帯を超える親子の課題に寄り添う活動を続けている。 |
この日本では至難の業というか、、、離婚をして子どもがかわいそうという言葉をかけられたり、子どもたちも生きづらさを感じているのではと思うことがありました。
頼れる家族がいない環境では、「1人で何でもしなくてはいけないんだけど、でもどうにもならない」そんな葛藤のなかで生きてきたんですが、周りの方々の助けもあり、何とか子育てをしてくることができました。
多くの命が失われる中で「なぜ私が生かされているのかなぁ」ってすごく悩みました。 最後に行き着いた思いは「自分がやるべきことがあるから命が残されている」ということでした。
ですから、今も社会を変えたいという気持ちもありますが、それ以前におひとりお一人の人生に寄り添いたいという思いがあるんです。
でも、やっぱりお1人お1人がどうすれば良い方向に動けるのかきめ細かくやっていかないといけないですよね。
そこで、お子さんが自信を持って生きていけるように①非認知能力の学習サポート(IQではなく、EQ)、②食育、③体験(多様な経験)の3つを重点項目として取り組み始めました。
その為、地域(の体制)作りを重要なポイントとして活動しています。
定量的には、『自己肯定感』『非認知能力』という指標で変化を観測してきているんですが、全児童の指標が上がっています。
今は、自分がボランティアをすることで、自分がどんなに大切にされていたかを理解することができた。スタッフのみんなや母親の気持ちが分かるようになってきた。 自分はここで変われたから、ここに来るのは恩返しの気持ちがあるんです。」
自分は「愛されてるんだ」と感じて、その愛をうけて「(愛を)誰かに流していきたいんだ」っという想い。そこが良い循環になっていく事を私たちは目指してきたんですが、この件で「少しずつ始まってきたね」ってスタッフと話していました。
今でも資金調達の面でも苦労することがあります。 活動を大切に行い実績を積むことで次の資金調達がしやすくなると考えています。 大変さが尋常ではなく、今日食べるご飯もないというレベルの大変さになりました。精神的に追い詰められているご家庭が増加しました。 経済的困難な親御さんは行政の制度や支援に繋がらず、孤立する傾向にあります。 親御さんの悩みは深く「助けてほしい」という声もたくさんSTORIAに届きます。 私たちは仙台市に提案し、ひとり親や困難を抱えるご家庭へのアウトリーチ事業をしています。 今年からはモデル事業に採択されました。 現在繋がっているご家庭は400家庭ほどになります。 「真の豊かさ」「真の幸せ」、これは目標にすべきものではないのかもしれませんが、誰もが自分らしく生きられ、誰もが真の幸せを感じられる社会が実現できたらいいなと考えています。 子どもたちの声を聞かずに、大人たちが作る社会は嫌だなと思っています。 プロボノでは40名くらいの方が関わっており、実際のプロジェクトを動かしていただいています。ボランティアは100名くらいの方にしていただいています。 私たちの活動にご関心があれば、ぜひSTORIAへ参画いただけたら嬉しいです。 STORIAの活動は愛の循環を目指していますので、子どもたち未来を応援したいと思ってくださる方々と愛情の循環をつくっていけたら嬉しいです! 子どもたち1人ひとりの個が輝くことで、社会が変わっていくと思っています。 佐々木さんの想いが本当に力強く、心が揺さぶられました。 私たちの未来は、今の子どもたちが作っていきます。 その子どもたちをしっかり支えることができる社会を作るために、行動していきたいと思いました。 SDGsでは、2030年までの行動目標が定められています。 私たちにできることは何か、私たちが暮らす地球、社会、地域をどうしていくべきか、1人ひとりに問われています。 このインタビューを目にした皆さんとともに、良い地球、社会、地域を一緒に創りたいと思います。 それでは、この辺で!