WHY探しに使える『IPN』フレームワークを作ってみた|SDGsビジネス組み立ての初期

偶然できたフレームワーク

みなさん、こんにちはこんばんは!おがっちょです。

今日は、

“WHY探し”の時に自分のエピソード(または、人生においての心の変化のポイント)を整理するために作った

オリジナルのフレームワーク『IPN』(アイピーエヌ)

を紹介します。

 

偶然生まれたおがっちょオリジナルのフレームワークなので、「使えそう!」と思った方だけ使ってみてもらえればと思います。

 

さぁ、このフレームワークは、先日ある方(以下、Aさん)の“WHY探し”にお付き合いしていて、沢山ある『人生の価値観』に影響を与えたエピソード(変化のポイント)を整理する為にエクセルをコネクリまわしていたら、偶然形が出来上がり二人ともとても腹落ちしたという経緯で生まれました。

 

具体的には、ゴールデンサークル理論の提唱者:サイモン・シネックの著書『FIND YOUR WHY』に習いWHY探しをしていました。

『FIND YOUR WHY』では、以下のようなプロセスでWHYを探します。(個人のWHY探しを例にします)

 

ストーリーを集める

→ストーリーを共有する

→テーマを見極める

→WHYステートメントを下書きする

このプロセス上でストーリー(エピソード)を集める必要がある為、Aさんに

あなたの『人生の価値観』に大きな影響を与えた出来事を、できるだけ沢山教えてください
おがっちょ
おがっちょ

とお願いして、8つの重要なエピソードを教えてもらいました。

(最初は2つしか話してくれませんでしたが、時間をかけてひねり出してもらいました

 

プロセスとしては、それぞれのストーリーについてとにかく深堀していくんですが

おがっちょ自身も、自分自身のWHY探しをしたり、仲間のWHY探しに付き合ったりしていて思ってた事が、、、

 

ストーリーを沢山並べたものの、先入観が強すぎて自分の中で

「WHYにつながっているのはこのエピソード以外にあり得ない!」決めつけてしまっているケースがとても多いという点です。

 

Aさんに関しても、同様で2つのエピソードに自ら固めてしまっている様子でした。

 

一旦、フラットに各エピソードを見てみることはデキないかなぁ?
おがっちょ
おがっちょ

と思いエクセルで表を作ってみたとうワケなんです。

 

■『IPN』フレームワークとは?

『 I 』Impact   

 :人生に与えた出来事のインパクト(の順位)

『P』Positive 

 :その出来事のポジティブ度(の順位)

『N』Negative

 :その出来事のネガティブ度(の順位)

 

まず、Aさんに出してもらったエピソードを縦に並べてみました。

何故かというと、口頭で話してみると強い思い込みで、無意識に最初に考えていた2つのエピソードに固執しているようでしたので、先入観を取り払う事が目的でした。

 

■『IPN』フレームワークでのエピソード整理手順(※画像タッで拡大)

①エピソード(または、人生においての心の変化のポイント)の書き出し
※赤文字がAさんが固執していたエピソード
②それぞれのエピソード(または、人生においての心の変化のポイント)について、人生に与えたI(インパクト)のランキングをヒアリングし入力
③次に「楽しかった」順のランキングについて、ヒアリングして入力 ④同様に「悲しかった・辛かった」順のランキングについて、ヒアリングして入力
⑤次に、大切な人に「そうなって欲しくない(そんな体験をして欲しくない)」ランキングについてヒアリングして入力 ⑥逆に大切な人に「そうなって欲しい(経験させてあげたい)」ランキングについてヒアリングして入力
⑦「P(ポジティブ)=楽しかった+そうなって欲しい」「N(ネガティブ)悲しかった・辛かった+そうなって欲しくない」で計算 I(インパクト)+P(ポジティブ)I(インパクト)+N(ネガティブ)をそれぞれ計算

※もしも、同率の順位だった場合は I(インパクト)の順位で判断

ここまで整理していくと、もともとAさんが固執していた2つのエピソードの内1つ(身内の失踪)は、それほどAさんの中では、影響度が大きくない様子見えます。

そこで、Aさんにさらにヒアリングしていくと、

「よく考えてみると、このランキングの通りの気がします

どうやら、「身内の失踪」という話題は他人にインパクトを与える話題ではあるもののAさん自身の心を掘ってみると、他のエピソードの方が影響度が大きかった様子でした。

そしてAさんも、それを自分自信で認識できていなかったようでした。

 

ネガティブの1位ポジティブの1位が相対的に見えてくる(※数字が小さい方がランクが高い)

人間は最初のうちに思いついたものを正解だと思いがちですが、しっかりエピソードを絞り出してみると⑩のように、”それ”は本当に『人生の価値観』に影響を与えた出来事では無かったということもあり得ます。

 

そして実は、おがっちょの経験上、多くの人はそれ以前に、沢山のエピソードを洗い出すというプロセス自体を面倒がるのだと感じています。

このフレームワークを使うと「エピソード(または、人生においての心の変化のポイント)を複数洗い出すことが前提」になるので、実践の第1歩を自動的に踏み出す形になるのが良いところです。

 

ここで注意点です!
おがっちょ
おがっちょ
順位がついたからといって、ランキングが上のエピソードが必ずしも、WHYにつながるエピソードだという訳ではありません

このフレームワークでかなえられるポイントは『先入観を無くす事』『エピソード(または、人生においての心の変化のポイント)を深掘りする順番をつける』事です。

また、大切な人に「そうなって欲しい、そうなって欲しくない」という自分の事だけで無く社会課題に置き換えて考えるという視点も大切な要素です。

 

Aさんとはこの後、上から4番目の『大学・就職活動』のエピソード(ネガティブの1位)を1時間近くかけて深掘りしました。

そしてAさんには、他の7つのエピソードも同様に(『FIND YOUR WHY』に記載してある順番通り)、全て掘り下げる様にお願いしました。

 

『IPN』フレームワークで洗い出した順にエピソードの掘り下げを実施して、エピソード(または、人生においての心の変化のポイント)を多くの人に話し、共感が大きく得られる自分だけのWHYを見つける旅に出るわけです。

 

ちなみに、後日Aさんに進捗状況を聴いたんですが「みんなにエピソードを聴いてもらったら、どうやら今は『教育実習』のエピソードがWHY候補っぽくなってきてます

ですって~

これにはおがっちょも正直びっくり
でも、こんな風に

WHYの種は自分の中にしか無いけれど、その『WHYの種を自分一人で見つけられる人は少ない』んですよね。だから信頼できる仲間に付き合ってもらって、泣き笑いしながら本当のWHYを見つけるディスカッション(ピッチ)を繰り返す事が重要だと思ってるんです~
おがっちょ
おがっちょ

 

感覚で定量化することで、気付いてない影響度に気付くこともある

『FIND YOUR WHY』には

“ポジティブとネガティブ両方の経験から、その人物について学ぶことは沢山あります”

と記載があります。

おがっちょは自分の人生を変えてくれたストーリーは、ネガティブで暗いエピソードだけで無くポジティブな体験の中にも隠れている可能性があると思っています。

別の方法でも良いのですが『IPN』の様な方法で感覚的なものを定量化することで、先入観無くフラットにストーリー(または、人生においての心の変化のポイント)を整理することができ、他者の人生にも影響を及ぼすWHY探しに1歩でも近づくお手伝いになれば、本当に幸せです

おがっちょ
おがっちょ

※この記事は続きがあります!

 続けて「IPN」だけでは完結できないWHY探しの旅へ!
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おがっちょ

【一般社団法人Beyond認定 SDGsビジネスマスター/一般社団法人ウェブ解析士協会認定 ウェブ解析士マスター】
事業会社(旅行サイト)のマーケティング責任者、ウェブコンサルタント(外食・資格・物販など)を経て、2018年に宮城県にUターン。
現在、宮城県仙台市に在住しながら、テレワークで関東のクライアントサポートをしながら、SDGsコンサルティングや普及活動中。

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